2006年10月 3日 (火)

蛇イチゴ(ネタバレあり)

『ゆれる』にゆれてみてから観てみたかった

西川美和監督の処女作品

『蛇イチゴ』

監督:西川美和

キャスト:宮迫博之、つみきみほ

ある家族の主に兄と妹の間でのやりとりなんだけど、お母さんとおじいちゃんの関係もとても興味深くて、昨今の社会的問題を取り込んで皮肉もおそらく入りつつある意味テンポ良く話がすすむ。

兄役の宮迫の登場でさらにコミカルになる。

お父さんと兄のやり取りもおかしい。

似たもの同士・・・・。

これもある意味キーワードなのかも知れない。

主軸にあるテーマはなんとなく暗い気がするんだけど、これまたさっぱりした後味が残る。

信じることって簡単なようで難しい。

善悪の境目も難しい。

最後のほう宮迫の妹の背を見る表情がなんとも言えず愛情を感じました。

そして朝露にぬれた蛇イチゴがとてもきれいでした。

なかなか面白かったです。

☆5つ

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2006年8月16日 (水)

化粧師-KEWAISHI(ネタバレ有)

少し前の作品だけど、みました。

とにかく、椎名桔平がかっこいい!!(もちろん役が)

何かを悟ったような落ち着いた面持ちで、色んなやさしさ、きくばりをしちゃうような人。

ところどころの生い立ちの回想から、だから人の心を判れる力があるのかなぁと想像するけど、とても素敵な人。

化粧をとおして、また別の自分や本当の自分に気が付く登場人物たち。

「外見をいくらうまくつくろって偽っても、中身はすぐにばれてしまう。

心の化粧は自分でする以外ない」

ちょっぴり違うかも知れないけどこんな台詞があった。

女優をめざす女性(柴崎コウ)が自分でした濃い化粧から化粧師の腕により、

うっすらナチュラルな優しいメイクになったときに化粧師から発せられた言葉。

心にも化粧をするものなのかぁって思わず、ほぉ~と思ってしまった。

どっちの意味なんだろう。

こころを美しくするってこと?

きれいに演じるってこと?

化粧って悪いところ(欠点)をうまくカバーして、よい点を利用してその人を美しく見せる。

または、そう見て欲しいという印象を周囲に見せる(演じる)

という2つの要素があるように思う。

化粧だけじゃ隠せないっていうのはみんな知ってることかと思う。

でも、効果はあるし、だまされる人もいる。

私ももちろん、がんばらなきゃってときは化粧に気合が入る(笑)

さて、心に残ったところを少し。

お見合い前に化粧師小三馬に思いを寄せる娘(菅野美穂)に小三馬が化粧を施すシーン。

接吻を思わせるような構図がとても切なく美しかった。

小三馬と娘を護ろうとする父(田中邦衛)もなかなかよかった。

赤・・・・・・

化粧師が身に付けている「赤」や他のポイントで印象深く「鮮やかな赤」がちりばめられている。

化粧の最後の締めも口紅の赤。

赤が色んなメッセージをもって動き出しているようだった。

最後に原作:石ノ森章太郎・・・・ってあれ?

そっかぁって思った。

☆5つ(あまいかしら~?!)

(^_^)

この映画やってたあたり超詰め込み、とじこもり、外部遮断中だったから、

みたいなーと思いつつ見れなかったんだよね・・・。

そんなことも今となっては懐かしい。

作品こんな感じ(amazonより)↓

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00006ITSU/503-2848124-7691924?v=glance&n=561958

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月12日 (土)

ゆれる

圧力をドンと感じた作品。

もちろんオダギリジョーはかっこいい!

田舎者で都会に出てきた人なら少なからず、思うとこあるかも。

兄弟いる人も。

突っ込むような隙や抜け目のあまりない、まとまりのある作品。

最初の方で倒れたとっくりからお酒が兄の足に知らぬ間にかかっているシーンがある。

意味深な1シーン。

兄弟の間を描く中に色んなことがからまりあう。

善悪、信頼、絆、記憶・・・・・あいまいな、そして紙一重の危うさ。

目を離せず、時間がたつのがとても早く感じた。

見てよかった!

☆5つ

http://www.yureru.com/splash.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月 7日 (月)

幸せのポートレート(ネタバレ有)

ぷぷって笑えるとこも多々あり、

でも真剣にきゅぅってなるシーンもありほどほどに面白かったです。

最後の収まりはそれでいいんかい?!

って突っ込みたくなる節もあるけど、まぁいいんじゃないかな。

心に残ったのは、途中お母さんとお父さんの会話の中で

「メレディスは自分のことはわかってないのよ」

「エヴェレットもそうね」

っていうシーンがあって、

最後に結局自分の愛すべき相手もわかってなかったんだな、

って思ったり。

あと途中でエヴェレットの弟がメレディスにかける言葉

「You shouldn't try........」

たぶんがんばってる女性には響く言葉かと思います。

最後のほうの

「誰も私のこと好きじゃないのね!」

ってメレディスが泣き騒ぐシーンすごく悲しくなりました。

世の中の誰も彼もが自分のことなど何も気にかけてくれなくて、

誰も愛してくれなくて・・・・。

すごく悲しいですよね。

家族自体が小さな宇宙。

その中に誰も・・・・もしそんなことになったら怖いです。

メレディス自体はあまりできた人間ではないので、

色んなとこに「そりゃあかん」ってこといっぱいキャラ。

食事のシーンの会話とか見ていてかわいそうになります。

でも根本で「プレゼント」にあらわされるような優しさというか、

人間味はある人間なのだろうなって思います。

あのプレゼントがなかったらストーン家にとってほんとに嫌な女でしかないでしょう。

ところどころにそれぞれの愛情があわられていて、

ジーンとなるシーンがあったりするし

(この監督さんは隙間に主人公以外の愛情を表現するのがうまいです)

お母さん(ダイアン・キートン)がとてもいい味だしてて素敵です。

見終わったときに自分の周りの愛してくれる方々にすごく感謝したくなりました。

父母をはじめ、夫や友達・・・・

自分のことを受け止めてくれる人たちに会いたくなるような映画でした。

やはり決めては「ポートレート」です。

どちらかというと女性向けな気がしますが、

男性でも一人でみるのがいいんじゃないかと思います。

☆3くらいかな。(1~5でね)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年7月18日 (火)

ShortShortS

ショートフィルムを観てきた。
今名古屋ではシネマフェスティバルをやっている。
今週はショートフィルムフェスティバル。
http://www.nagoyacinefes.org/program/ssff/
私はヒューマンドラマ、やコメディがすきだ。
ショートフィルムはそれぞれがわかりやすくすっきりできているので見やすくていい。
ちょっとメッセージ性の強いコマーシャルみたい。
で、結構好きなこと作ってるんだろうなって、楽しさがある。
とはいえ、そんなに映画に詳しいわけじゃないので、いろいろは聞かれても、わからない。
ただ観るのがすきだから。
今回はフェスティバル用に2時間弱の間に8本くらいの短編が入っていて、一本になっていた。
そのなかにグヴィネス・パルトロウの初監督作品
「dealbreaker」があった。
interestingだった。
「たくさんの恋愛を経て、ついに運命の人だと思える人に出会ったフラン。運命の人は笑えるほど早く最悪の恋人に・・・それでも愛を求める旅は続く。」story紹介より
Tバックをはく男、幼児化する男とか思わず笑っちゃうし、でもいるのかもなーとも思える。
どこまで目をつぶれるか、それが問題だ。

他のも面白かった。
The Mechanicals-未知なる世界-
すごい大忙しだーって笑っちゃった。

結局2本合計4時間くらい観ちゃった。
暇人だ。
最後に「IRON」中野裕之監督
だったのだけど、ヒーリングミュージックのごとき心地よいサウンドと薄暗い画面の連続で、うっかり眠ってしまった。
これってカンヌで何か受賞してる作品なのに。
感想は、心地よかったって、うっかりしすぎ?!
まぁそんなもんだ。

次の1本も観ようかと思ったけど、さすがにアイロンで寝ちゃったから、やめときました。

私みたいに暇な人いたら21日までだからいってみるといいよ。
(ただし名古屋近辺にいる人だけですけど)
オススメです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年7月14日 (金)

嫌われ松子の一生

遅くなってけど「嫌われ松子の一生」みてきました。

冷房がきいてて寒くなり途中トイレに立ってしまいました。

くやしいです。

今日のシアターには女の人しかいなかった。

たまたまレディースデイだからか。

映画が女性向なのか。

時間帯が女性むけなのか。

大きくはないけど、わりときれいな映画館だった。

色んな評からもっとコメディーな感じを予想してたけど、そうでもなかった。

でも面白かった。

なんか辛そうなんだけど、とても前向きな松子が気持ちよかった。

キャストがいっぱい出てきてうるさい感は少しあった。

一生だから仕方ないけど、せわしない感じがした。

たぶん、実際に時が過ぎて振り返ると、自分の人生とかもそんな感じでせわしなく頭をかけるんだろうなって思う。

愛情ってなかなかきっかけがないと気がつけないものなんだなって思う。

あと、昭和の時代を背景に昔のインテリアやTVやアイドル。

知らないこともあったけど、ナツカシさが面白さをバックアップしている。

色んな経験、情報が生活を面白くするツールであることを再認識した。

ところで、ボニーピンクが好きなので、どんな感じで出てるのか興味津々でしたが、はまってる~って感じでした。

最近売れてきているようで、嬉しいような、ちょっと寂しいような。

でもやっぱ売れてくれたほうがいいかなぁ。

| | コメント (4) | トラックバック (0)